飼っているらんちゅうが赤くなっていると何が起きたのかとても心配になってしまいますよね。
金魚が赤くなる原因はいくつかあるようです。
ここではらんちゅうの口やエラ、ヒレ、背中、肉瘤などが赤くなる原因についてご紹介します。
らんちゅうの口やエラ、ヒレ、背中、肉瘤が赤くなる病気
らんちゅうのエラやヒレが赤くなる病気としては赤斑病と呼ばれる病気があります。
水温の急激な変化や、水質の悪化などが原因で、らんちゅうの免疫力が落ちることで、エロモナスなどの病原菌が感染することで発症します。
体の様々な部位に赤い出血斑ができる病気です。
病気ではない場合も
水槽内の水質が悪化し、アンモニア濃度が上がることでもエラやヒレなどが赤くなる場合があります。
こちらの場合は赤くなる部位が血管に沿って赤くなるような感じです。
赤斑病の場合は面や点といった感じの赤くなり方ですが、こちらは線で赤くなります。
ですが、咳斑病がエラに出た場合は線のように見えることもあるようなので、少し注意が必要です。
カラムナリス病でも赤くなる
カラムナリス病と呼ばれる病気は、カラムナリスが感染する部位によって、口ぐされ病、エラぐされ病、ヒレぐされ病、尾ぐされ病、皮膚病と呼び名が変わります。
皮膚病以外の初期症状で、感染部位が黄色から赤くなります。
皮膚病の場合だけ、黄色や白の付着物が見られるようです。
皮膚病は他の部位からの感染が主な原因なので、他の部位が赤く変色した時点で治療をするようにしましょう。
赤くなる病気の対策は?
ごく初期の段階であれば、0.5%濃度の塩浴を行うことで回復するようです。
重症になってしまっている場合は、パラザンDやエルバージュによる薬浴が効果的なようです。
薬浴は別の水槽などで行いますが、水温が急激に変化すると金魚の体調が悪化する可能性があるので、水温を揃えるように注意しましょう。
水質悪化の場合は?
塩水浴で回復傾向を示さないような場合、赤斑病ではなくアンモニア中毒などの可能性が高くなります。
このような場合は塩浴や薬浴をしても金魚を衰弱させるだけなので、注意が必要です。
水槽の水換えなどを行い、水質を改善するようにしましょう。
まとめ
らんちゅうの口やエラ、ヒレ、背中、肉瘤が赤くなる病気としては、赤斑病やカラムナリス病、アンモニア中毒などがあります。
病気と中毒では治療方法などが違いますので、見極めが重要になります。
また、基本的に水温の急激な変化や水質の悪化が病気の原因となるので、水質や水温には十分気をつけるようにしましょう。