飼っているらんちゅうの尾びれや背中、エラが黒くなっていたら誰だって焦ってしまいますよね。
この黒い尾びれなどは何かの病気なのでしょうか?
ここではらんちゅうの黒い尾びれや背中、エラについてご紹介します。
黒い尾びれや背中、エラは病気?
飼っているらんちゅうの尾びれや背中、エラが黒くなっていたら何かの病気かと心配になってしまいますよね。
ですがこの黒くなる現象、病気ではないようです。
らんちゅうの尾びれなどが黒くなる原因として、黒斑病、黒ソブ、と呼ばれるものがありますが、名前が病気っぽいだけで、実際には病気の治りかけや、しもやけのような状態で、病気、とまではいかないようです。
黒斑病
黒斑病は体に黒い点が現れる症状です。
病と名前には付きますが、実は病気ではなく、白雲病などの何かしらの病気の回復過程で起こる症状です。
人で言うかさぶたのようなものなので、自然に治るのを待つのがいいようです。
黒ソブ
冬場など水温が低くなると尾びれなどに黒い線や点が出る現象です。
春にかけて気温が上がってくるとだいたいの場合は自然に消えるようです。
人で言うしもやけのようなもので、水温の低下や水質の悪化で金魚の免疫力が低下するとかかりやすくなる症状だそうです。
ストレスが原因のことも
黒斑病や黒ソブは水温の低下などで金魚の免疫力が落ちることで現れる症状です。
そのため、金魚自身のストレスが原因で引き起こされる場合もあるようです。
- 人の行き来の激しい場所に水槽を置いている
- 夜になっても明るい場合や水槽のまわりがうるさい
などがストレスの原因になるようです。
黒斑病や黒ソブの症状が現れたら、周りの環境についても考えてあげるといいかもしれませんね。
飼い始めで環境が変わるとストレスを感じることも
ペットショップからお迎えして家で飼い始めると、尾びれなどが黒くなることがあるようです。
こちらも環境が変わったことによるストレスが原因の様です。
いきなり黒くなってしまい、びっくりするかもしれませんが、餌をしっかり食べて過ごしていれば、慣れたころにはきれいな色に戻るようなので、心配しなくてもいいようです。
まとめ
らんちゅうの尾びれや背中、エラに黒い線や点が出てくるのは病気ではないようです。
病気の治りかけや水温の低下が原因のことが多く、あまり心配する必要はないようです。
ストレスなどでも起こる現象なので、このような症状が出た場合は、一度らんちゅうを飼っている周りの環境を見直してあげるのもいいかもしれませんね。