飼っているらんちゅうの背中が水面から出てしまい、背中が赤くなってしまっている!
このような場合、背焼けを起こしている可能性があります。
ここではらんちゅうの背焼けやその治療法についてご紹介します。
らんちゅうの背焼け
背焼けとは何かが原因で金魚の背中が水の中から出てしまい、乾燥して赤くなってしまう状態のことです。
人で言う火傷のような症状です。
背焼け自体はそれほど恐ろしい症状ではなく、治療も簡単ですが、そもそもどうして背中が水面から出てしまっているのか、原因を突き止めて、浮いている状態を治すことが必要になります。
浮いてしまう原因も色々あり、それぞれ治療法も違ってきます。
背焼けの治療法
背焼け自体はすぐに気づいたの場合、特に必要な処置はないようです。
0.5%濃度の塩水浴をさせて様子を見ればいいと思います。
少しひどい背焼けの場合は、背焼けの部分が他の細菌などで感染症を起こすのを防ぐためにもグリーンFゴールドなどで薬浴させるようにしましょう。
金魚が浮いてしまい塩水浴や薬浴がうまくできない場合、水切りネットを浮かべてあげると背中が出にくくなるようです。
らんちゅうが浮かんでしまう原因
らんちゅうが浮かんでしまう原因にはいくつかあり、
- 消化不良でお腹にガスがたまり浮いてしまう
- エア食いをして浮いてしまう
- 卵を持っている
などの原因があります。
消化不良が原因の場合は、絶食させることでお腹に溜まったものをすべて出し、お腹の調子を整えることで浮かなくなります。
エア食いをしてしまう場合は餌を沈下性のものにするといくらか良くなるようです。
ですが、すでに癖になってしまっている場合は餌を変えただけではエア食いは治らないようです。
金魚は飼育者の目線によって来る傾向があるようで、餌を欲しがり水面でエア食いをするような場合は、水槽上部に10~15センチ幅の黒っぽい帯状のものを張り、水槽内側の上層部からこちら側が見えないようにすることで、エア食いを防ぐことができる場合もあるようです。
卵を持っている場合は産むまでの間なので静かに見守ってあげるようにしましょう。
どうしても浮かんでしまう場合
どうしても浮かんでしまうような場合は、マツモなどの浮くタイプの水草を入れておいてあげると、背焼けしにくくなります。
浮いてしまうということはどこかしらに異常があるはずなので、早めに原因を見つけてあげるようにしましょう。
まとめ
らんちゅうの背焼けは、らんちゅうが何かの原因で浮いてしまっているときに起こります。
まずはその原因を探し、治療をしてあげないと、いくら背焼けの治療をしても意味がありません。
一番多い原因は、消化不良から来るものなので、このような場合は絶食して治療をした後、餌を消化の良いものに変え、寒い時期には餌をあまり与えないようにしましょう。