らんちゅうの身体の一部が赤くなって血がにじんでいるような感じになっていたら赤斑病の可能性があります。
血が滲んでいるようにみえるので、とても痛々しい感じがしますよね。
この赤斑病、治療法や原因はどのようなものなのでしょうか?
調べましたので、ご紹介します。
らんちゅうの赤斑病
赤斑病は名前の通り赤い模様が現れる病気です。
赤斑病の初期症状は模様の色が薄いピンクで、動きなどにも問題はありません。
徐々に赤く滲んだような模様が出てきます。
重症になると模様が濃くはっきりとなり、動きも鈍くなり、底の方でじっと動かなくなることもあるようです。
餌も食べなくなるか、食べても吐き出す状態になり、さらに症状が進むと鱗が逆立つ、眼球が飛び出す、肛門付近が赤く充血する、などの症状も見られるようです。
発症後1~2週間で亡くなってしまう急性タイプと、徐々に食欲がなくなり元気がなくなっていく慢性タイプがあるそうです。
赤斑病の治療法
症状が初期の場合は0.5%濃度の塩水浴で十分治すことができるようです。
治療期間は1週間から長くても2週間ほどで完治するようです。
重症の場合は0.5%塩水浴と観パラDやグリーンFゴールド(顆粒)などでの薬浴をするといいようです。
治療期間は薬浴を併用するのは1週間ほどで、その後は塩水浴だけに切り替えて治療を行います。
治るまでにかなりの時間がかかってしまうようなので、根気よく治療を続けてあげるようにしましょう。
赤斑病の原因は?
赤斑病はエロモナスと呼ばれる細菌が感染することにより発症する病気です。
エロモナス菌は割とどこにでもいるような菌で、何かの原因で金魚の免疫力が低下した時に感染してしまうようです。
金魚の免疫力が低下する原因として多いのは、水質の悪化です。
赤斑病の発症が発覚した場合、他の金魚に感染する前に水槽の水換えを行うようにしましょう。
その他の原因として、過度の水温変化、過密飼育、餌の与えすぎ、などがあるようです。
細菌ではなく寄生虫の場合も
赤斑病はエロモナス菌が感染することで起こる病気ですが、似たような症状でトリコディナと呼ばれる寄生虫が寄生する場合があります。
症状はほとんど同じなのですが、トリコディナに寄生された場合、イルカショーのようなジャンプ気味の空気の吸い方をする、突然おかしな泳ぎ方をする、など特徴的な症状が出るようです。
寄生虫が原因の場合は治療法も変わり、塩水浴はさせずに、薬もリフィッシュやトロピカルNなどを使用して薬浴を行うといいようです。
まとめ
らんちゅうの赤斑病の原因の多くは水質悪化からくる金魚の免疫力の低下です。
赤斑病にならないためにも水槽の水質管理をしっかりとするようにしましょう。
また、治療も症状が軽い場合は塩水浴だけで済むので、普段から飼っているらんちゅうの様子をしっかりと観察するようにしましょう。