最近では水槽の管理が簡単になり、一般の人でも飼うことができるようになったらんちゅう。
大事に育てているらんちゅうの元気がないと心配になってしまいますよね。
ここではらんちゅうの元気がない理由や対策をご紹介します。
らんちゅうの元気がない理由
らんちゅうの元気がない理由としてはいくつかあるようで、病気の初期症状や老化、水質や水温の影響で元気がなくなることがあるようです。
病気の初期症状
らんちゅうが発症する可能性のある病気としては、白点病、水カビ病、尾ぐされ病、口ぐされ病、松かさ病などがあげられます。
どれも細菌感染が原因で、身体の各部に症状が現れます。
病気になると見た目で分かるのですが、初期段階だと何となく元気がない、という状態になります。
病気の場合、この段階で治療を始めると、治りが早くなります。
老化
金魚は5歳を過ぎるころから老化のために動きが遅くなり、なんだか元気がないように見えるようです。
らんちゅうも生き物なので、老化ばかりはどうすることもできませんよね。
浮袋の機能が落ちてしまった場合は、餌を食べに水面へ上がることができないので、沈むタイプのフードに変えてあげることが必要なようです。
水質が悪い
有害物質であるアンモニアや亜硝酸が増えてくると、らんちゅうは水槽の底で動かなくなり、元気がないように見えるようです。
濾過の方式や水槽の大きさ、らんちゅうの数、フードの与え方などを検討する必要があるようです。
水温が低い
金魚は変温動物なので、温度によって動きや食欲が変わります。
気温が10度以下になるとほとんど動かなくなり、水槽の底の方でじっとするので、元気がなく見えるようです。
元気がない場合の対策
らんちゅうの元気がない場合の対策は、原因によって変わってきます。
病気の初期症状の場合は0.5%濃度の塩水浴を、水質が悪い場合は濾過方式の変更などを、水温が低い場合はヒーターなどで15~20度にしてあげるといいようです。
塩水浴って?
病気のらんちゅうを発見した時には、食塩水による塩水浴で治療をすることが一般的になります。
塩には除菌作用があり、塩分に弱い病原菌への除菌作用が期待できるようです。
さらに、0.5%濃度は金魚の塩分濃度と同じと言われており、金魚と水槽の水の塩分濃度を合わせることで、浸透圧の調節が楽になり、体力の消耗を減少させることができるようです。
まとめ
らんちゅうの元気がない理由としては、病気の初期症状、老化、水質の悪化、水温の低下などがあるようです。
らんちゅうの元気がない場合はそれぞれの原因に合った対策をしてあげましょう。
特に、病気の初期症状で元気がない場合は、塩浴をすることで回復することが多く、病気の予防にもなるので、普段かららんちゅうの様子を観察してあげるようにしましょう。