金魚の王様と言われるらんちゅうですが、そのデリケートな性質や飼育方法の難しさから飼育者の間でも初心者に向かない品種と言われています。
皆さんはどう思われるでしょう?
飼育の方法は奥深く極めようとすると、その繊細な飼育手腕を問われることになり挫折しそうですね。
しかし、かわいい風貌(丸い体系と肉瘤など)ゆったりと優雅に泳ぐその様は見ていて癒されます。
頑張って育てていきたいですね。
らんちゅうの冬眠
らんちゅうも他の金魚類と同じで、冬になると冬眠をします。
だいたい水温が10℃近くなると動きが緩慢になり5℃以下で冬眠を始めます。
冬眠はらんちゅうにとって大事なイベントです。
寒さに耐え、越冬することで生命の危機を乗り越え、春に産卵しなければなりません。
そうです!
らんちゅうにとって冬眠するということは子孫繫栄のためなのです!
またらんちゅうの種類によって適温や水質にも微妙な変化があり画一的な管理方法がありません。
地域によっても冬眠時期が違うのも注意が必要です。
冬眠時に注意すべきこと
らんちゅうは水温が10℃以下で動きが鈍くなります。
飼育者はその頃合いをみて給餌をストップしたほうが無難です。
餌を断ってから数日後(早くて2日後)に換水をし、コケなどがある場合は少し残しておくのがよいでしょう。
冬眠時は餌を与えても活動量が低いため食欲はなく殆ど食べません。
個体により食べない事もありませんが、仮に食べたとして消化不良になる確率が高く、どうしても餌をあげたいのであれば水温が上がる昼間が好ましいでしょう。
基本的に食べ残しは水質汚染の原因になるので、与える量は必要最低限にしましょう。
冬眠から起こす方法
らんちゅうが目覚めるのはズバリ水温が上昇してきたらです。
6℃くらいから徐々に目覚めますが、個体により若干のばらつきがあります。
らんちゅうを起こすのは6℃くらいからでも構いませんが、先ずは水温が上がりきる前に水換えを行いましょう。
方法は冬眠中に水槽の底にたまった沈殿物を取り除き、古い水と新しい水を1対1の割合で水換えします。
水槽の壁面にある青苔は最低限残しておくことをお勧めします。
遮光用に冬囲いをされているのであれば積極的に外して日光を入れてあげましょう。
冬眠中のらんちゅうも少し水換え pic.twitter.com/wpuLTVOsNj
— puchiko@プチコ (@puchiko6) 2013年12月27日
まとめ
辛く寒い冬眠はらんちゅうにとっては負担の大きい期間ですが、産卵期に元気に卵を産むために、そして越冬することで抵抗力をつける大事なイベントです。
元気ならんちゅうを育て繁殖させていくこともらんちゅう飼育の醍醐味かもしれませんね!