金魚の王様らんちゅう!
皆さんもあの優美な風貌とかわいらしい泳ぎ姿に癒されていませんか?
今回はらんちゅうの冬季の飼育と屋外飼育の注意点などに焦点を当てていきます。
冬のらんちゅう飼育
基本的に金魚類は水温が10度以下になる冬期間は冬眠します。
しかし、最近は飼育器機などの発達や、大会に出品するような個体には見栄えの観点から冬も、らんちゅうを冬眠させずそのまま飼育することもあるようです。
飼育時の餌ですが、水温に応じて適正量を与えますが、適当に餌を与えてしまうと消化不良の原因になるので、必要最低限とするのがよいでしょう。
らんちゅうの飼い込み
飼い込みとは飼育数を極端に抑えながらも、与える餌を以前と変わらない量を与え続ける飼育法で、らんちゅうの成長促進を促します。
ただし、らんちゅうにも食べる限界がありますので、それ以上与えてしまうと消化不良を起こします。
さじ加減がとても難しいですね。
飼育者の手腕が問われるところです。
屋外での飼育
まとまった匹数を飼育するなら密度の自由度からも屋外飼育が有利です。
ただ、日照不足やプランクトンの異常発生など飼育者として注意することは水槽で飼うことより多く大変かもしれません。
屋外ですから気候変化をもろに受け、らんちゅうの生命を危険にさらすことにもなりかねません。
初心者はまず手を出してはいけない飼育法です。
エアー(エアレーション)の必要性
特に水温が上がると水中の酸素濃度は低下していきます。
水中酸素が低下するとらんちゅうが十分な呼吸を得られず、酸欠になり鼻上げ(エラで水中の酸素を得られないので直接口から取り込もうとする行為)をします。
水質が低下したり、飼育密度が高いと水中酸素濃度が低下し酸欠になります。
エアー(エアレーション)はとても大事だということだけは覚えておきましょう。
餌と水換え
餌と水換えには密接な関係があります。
餌をやりすぎて食べ残った餌のカスが水槽内にたまり水質汚染が始まり、そのために水換えを行わなければなりません。
水換えはらんちゅうにとって必要ですが、環境が変わるリスクがあるので元の水質にちゃんと近づけなければなりません。
飼育者は適正量の餌を見極め無駄に水槽内が汚れないよう常に気配りすることが必要です。
まとめ
冬はらんちゅうにとって春に向けて充電するため水面下で休息する期間と言えます。
管理は大変です。
体調管理を怠り、油断する病気などが進行していきます!
変化のない水槽内かもしれませんが、観察頻度を落とさず、丁寧にらんちゅうを育てましょう!