らんちゅうの冬眠は、およそ3か月間にも及びます。
冬眠中は、餌やりも水換えもしない傾向にあるそうです。
そして3か月後、冬眠から起こすわけですが、どの様に起こすのか、また、餌の与え方など、調べてみました。
らんちゅうの冬眠開けの準備
らんちゅうの冬眠開けは、お天気の良い昼間が良い様です。
ただ起こしただけでは、「冬眠開け」とは呼べません。
冬眠開けには、準備が必要な様です。
100%水換えをする
- 飼育槽と同じ温度の汲み置き水を用意する
- 飼育槽から汲み置き水の方に個体を移す
- 飼育槽の水を抜く
- イソジン「1」に対して水「1」で薄めて、飼育槽を念入りに掃除する※十分にイソジンを落とす様にすすぎをしましょう。
- 飼育槽に汲み置きした水と同じ温度の水をはる
- エアエーションを設置する
- らんちゅうを飼育槽に戻す
- エアレーションの近くに飼育槽の水に対して0.5%の塩をそっと置く※自然に溶けて、飼育槽全体に広がるのを待ちましょう。
- 15℃に設定したヒーターを設置する
- 餌やりはしない
- 1週間近く、トリートメントとする
冬眠開けの餌の与え方
数ヶ月餌を口にしていないらんちゅうです。
飼育槽に付いたコケなどを食べていたかも知れませんが、飼い主からもらう餌は、冬眠開け「初(ハツ)」となります。
- 水換え後(冬眠開け後)は、数日間、餌を与えない
新しい水に慣れさせましょう。
- らんちゅうの様子を見極める
水の温度はまだ低いので、元気そうでも始めは少しずつの餌やりが良いでしょう。
- 消化の良い餌を与える
人工の餌でも良く、天然の餌ならアカムシがおすすめだそうです。
らんちゅう明け2歳魚の冬眠明けの餌やり – http://t.co/7pKDD34oBE pic.twitter.com/zBrnyRgTId
— らんちゅう&土佐錦 (@hska7341ohta) 2015年2月27日
まとめ
調べによると、冬眠開けの準備(水換え)では、大きく分けて、「100%の水換えして、水は新しくする」と「3分の1ほどの水換えを数回に分ける」のパターンがある様でした。
100%の水換えは、青水もバクテリアもなくなってしまうので、個体に負担をかけてしまうということです。
そこで無難な方法として、3分の1の水換えをすすめる経験者がいる様です。
100%の水換えを常(ツネ)としている経験者からは、「冬眠中から水の管理を小まめにしている」との条件も出されています。
飼い主によって、やり方は自由ですが、「冬眠開けでは、個体が目を覚ますと細菌も目を覚ます」ことをしっかりと覚えておくのが良いでしょう。