らんちゅうを飼育していると、今の環境や環境の変化により、寄生虫が付いたり病気を発症したりしてしまう時があります。
症状は状態により様々で、「軽傷」から「重傷」まで、「治療が出来るもの」や「手の施しようがないもの」まであります。
その中でも「鱗が剥がれる」症状について、調べてみました。
らんちゅうの鱗が剥がれる原因
- 飼育を始めて1か月以内の水質の悪化
個体の排泄物を分解するバクテリアが十分に定着(繁殖)していないと水の質が悪くなる様です。
- 餌を多く与えたことによる水質の悪化
餌は、個体が5分以内に食べ切る量(普段は1日1回、夏場で1日2回程度)が良い様です。
- 水の温度が20℃ほどの低温状態
春や秋の気温が低い時期に発病しやすい様です。
- ケガ(外傷)
水槽内でぶつかったり、個体同士がケンカをしたりなどで起こる様です。
・・・など
らんちゅうの鱗が剥がれる病気
- 穴あき病
- イカリムシ病
- ツリガネムシ病
- トリコディナ病
・・・など
らんちゅうの鱗の剥がれに対する治療
- リシッシュ
- グリーンFゴールド
- トロピカルゴールド
- メチレンブルー
- イソジン
・・・など
剥がれた鱗は再生するか
- 個体の鱗が数枚剥がれた程度なら、気長に治療をすれば、数ヶ月で元の状態に戻る
用量の約3分の1のメチレンブルーを使ってみましょう。
餌やりは、1週間に1度程度を目安にしましょう。
- トリコディナ病の初期の治療では薬剤と塩水浴の併用で再生する
食塩水の濃度は2%にし、1日30分ほどを3日ほど繰り返すと良い様です。
併用する薬剤は、グリーンFリキッド、トロピカルゴールド、メチレンブルーなどが多い様です。
- 細菌に冒された初期症状には効果がある
イソジン浴の場合は、1ℓに対して2滴垂らし、個体は5分間泳がせる程度にしましょう。
それを越えると、個体には返って良くないそうです。
まとめ
らんちゅうの鱗の剥がれについて調べた結果、原因が何であれ、その状態が初期症状であれば鱗の再生は期待できる様です。
鱗の剥がれたところが酷くなるにつれて(赤味を帯びる、出血する、肉まで見えているなど)、個体が命を落とす確率が高くなっていく様です。
何よりも、早期発見と早期対処が必要になります。
また、個体が、この様になる前に環境を整える(きれいな水と十分な酸素、個体に合った餌の量など)ことで、発症を防げたり治療が可能になる様です。