らんちゅうは、もともとフナから分化され、人間の力で改良された品種です。

ですから、1度の産卵の何割か(100匹に1匹説)は異常を持った稚魚が生まれるということです。

その中でも口の奇形について、調べてみました。

らんちゅう 口 奇形

らんちゅうの奇形

らんちゅうの奇形には、様々ある様です。

また、らんちゅうの奇形は、水の温度と深い関係がある様です。

適温で孵化しなければ、何らかの奇形が現われるという、確立の高いものの様です。

水の温度が20℃以下:一斉に孵化しない(孵化時期がずれる)

  • 体がねじれる
  • 体が変形する

・・・などの体の異常

水の温度が20℃以上:通常よりも早い速度で成長が進む(卵の中での分裂が早過ぎる)

  • フナ尾
  • スボ尾

・・・などの尾の異常

その他の奇形

  • エラ
  • うろこ
  • ヒレ

・・・などのあらゆる部分の異常

らんちゅうの口の奇形

口が奇形の個体の主な状態には、次の様なものが多い様です。

  • 両側から凹んで正面からは八の字に見える
  • 上あごや下あご、どちらか片方が出っ張る
  • 口が曲がっている

・・・など

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らんちゅうの口が奇形になる原因

らんちゅうの奇形には、「先天性」と「後天性」があるそうです。

先天性

卵から孵化までの期間の水の温度によって、何らかの奇形が現われるということです。

正常な場合は、産卵日から孵化までは4~5日ということですが、この期間より早くても遅くても、奇形の率は上がるということです。

最適温度の20℃を目安に環境を整えるということです。

後天性

後天性の奇形は、文字通り、孵化したあとから現われるものですが、個体自身の失敗(飼育槽の壁などへの衝突や、装置の隙間などへの挟まりなど)と飼い主の飼育の失敗(餌やりや環境作りなど)が挙げられる様です。

その他の原因

  • 「口の形」として固まっていない時期(稚魚から当歳時)に、冷凍の餌を解凍せずに与えた

※口の筋肉が正常な働きを出来なくなったり、筋肉を作っている細胞が破壊されることによる

  • 「口の形」として固まっていない時期(稚魚から当歳時)に、口に合わない大きさの餌や、固い餌を与えた

※あごが外れたり、口の周りの筋(スジ)が切れることによる

  • 「口の形」として固まっていない時期(稚魚から当歳時)に、口より大きな敷石(敷いている場合)を、無理矢理口の中に入れたり出したりした

※あごが外れたり、口の周りの筋(スジ)が切れることによる

  • 水槽内の設備にぶつけたり挟まったりなどして、形が変わった

※外傷的な原因による

  • 「孵化した時にはすでに」、または「卵の時からすでに」の奇形だった

※この様な先天性の奇形は、意外にも多いのが現状

奇形の個体を飼育する

口が少し曲がっている程度なら餌は十分に食べられるそうなので、成長には大きな問題はなさそうです。

ですが、孵化から時間が経つにつれ、「餌の食べ方が下手」や、「餌を食べられない」などで痩せてきたり動かなくなってきた場合は、飼い主が餌を与えたとしても、命を落とす可能性があると覚悟しましょう。

飼い主が見ていて明らかにほかの個体と差がある様なら、次の様に対応しましょう。

  • 普通(奇形のない)個体と別にする
  • 餌は、個体の口に入る様に、小さく切るか、砕いて与える
  • エアレーションの強さを調節する

まとめ

らんちゅうの口が奇形になる確率は、他のヒレや尾の奇形と同じ様に、孵化する温度と深い関係がありました。

奇形率が比較的少ないのは水の温度が20℃を目安にすることで、水の質にも気を配る必要があります。

改良を繰り返されて誕生した「らんちゅう」なので、奇形などの稚魚は、出やすいということが分かりました。

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