らんちゅうを舟(飼育用プラスティック)で飼育する場合は、オーバーフローが付いている場合が多い様ですが、舟だけで飼育する飼い主や、舟にオーバーフローを自作する飼い主もいる様です。

らんちゅうを舟で飼育する場合の水換えなどについて、調べてみました。

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らんちゅうを舟だけで飼育する場合の水換え

らんちゅうを舟で飼育している場合の水換えは、全体の健康を考え、ストレスを与えない様に行ないましょう。

水換えの方法①

この方法は、全部の水を換えるのではありません。

  1. 舟の水(らんちゅうを飼育していた水)を半分ほど別の容器に移す
  2. 飼育していた水と一緒に1匹ずつバケツなどに移す※この時、エアレーションは弱めにかける
  3. 元の舟を洗う(水を抜いて、沈んだフンやゴミを洗い流す)
  4. 個体を避難させている容器の水と同じ温度の汲み置きした水を舟に入れる
  5. 始めにとって置いた舟の水を戻す
  6. エアレーションを設置して準備完了
  7. 避難させていた個体だけを舟に戻す(水は戻さない)
  8. これで水換えの終了

水換えの方法②

この方法は、舟を2台用いて水換えします。

  1. 舟を2台用意する
  2. 水換えの時期が近くになったら、2台目の舟に汲み置き水を作る
  3. 2台とも同じ水の温度にする
  4. らんちゅうだけを移動させる
  5. これで水換え(引っ越し)終了

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オーバーフローについて

オーバーフローとは、屋外で飼育する場合に使う舟から水が溢れない様に、また、一定の位置に設置することで、それ以上水が上がらない様に調節する装置のことの様です。

らんちゅうをオーバーフロー付の舟で飼育するメリット

オーバーフローは、水を循環させて、「水量の確保」と「水質を安定させる役目」があるので、水換えの回数を減らすことが可能になるそうです。

水換えの時は、オーバーフローに使われているパイプを抜くだけで簡単に水を抜くことが出来、また新しい水を舟に入れることが出来るので、水換えが楽になる様です。

さらに、同じサイズのろ過設備と比べると能力はまさるということです。

舟に蓋が必要な理由

らんちゅうを舟で飼育する時は、たいてい屋外や屋上での飼育になるでしょう。

飼い主が目を離した隙に、例えば、鳥やネコなどが個体を狙ってやってきます。

らんちゅうは鳥やネコの餌となります。

そこで飼い主は、らんちゅうを守るために舟に網などで蓋をすることは一般的です。

また、蓋は季節によっても換える様で、例えば、水の温度が上がることを考えて「夏場は網」に、水の温度が下がることを考えて「冬場はトタン板(波々になっている板)」などに使い分ける飼い主もいるということです。

あまりにもしつこく狙われた場合は、飼育場所を他の場所に移したり、室内飼育に切り替える飼い主もいる様ですが、残念なことに、らんちゅうの飼育自体を諦めざるを得ない飼い主もいるということです。

まとめ

調べによると、舟でらんちゅうを飼育する場合の水換えは、室内での飼育と違い、季節によって水の温度が大きく変動するために、水換えが楽なオーバーフロー設備を使う飼い主が多い様でした。

外での飼育で問題なのは、せっかく楽しみに、また可愛がっているらんちゅうが、鳥やネコ、または、飼い主の生活環境によってはクマや狐に襲われるということです。

それを防止するために、蓋をするのですが、蓋は季節によって換える飼い主もいる様でした。

飼い主は、夏は網を、冬はトタン板などで舟を覆うことで、いつまでもらんちゅうを楽しむ工夫をしている様です。

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