らんちゅうの飼育環境として最適だといわれているのが「青水」です。
青水とは、「水が緑色になった水のこと」で、その正体は、植物プランクトンが水の中で繁殖している状態だそうです。
ですが、この青水は、植物プランクトンの繁殖に左右されるので、季節によってその水の濃さは違ってきます。
では、らんちゅうに適した青水とは、どんな状態(色や濃さなど)の水を指すのでしょう。
調べてみました。
青水の種類
水の中では、植物プランクトンは1種類ではなく複数種類いますが、どの種類がたくさんの割合を占めるかによって水の色は変化し、その水の色の違いは温度に左右される様です。
水の温度が高い場合
- 藍藻類:紅色
- 緑藻類:緑色
水の温度が低い場合
- 珪藻類:茶色
※珪藻類の維持は難しいそうです。
青水の濃さ
青水の濃さの判断は、見た目ではなかなか難しい様です。
そこで水槽の底に、白い皿や白い下敷きなどを沈めて、色の濃さの違いを見る方法が良さそうです。
例えば、白い下敷きを5~10㎝大に切り、水槽に沈めます。
そして、水面(上)から見て色の違いを判断しますが、一般的に適した青水の色は、「飲み頃の日本茶」だと言われている様です。
らんちゅうに適した青水の作り方
- 手っ取り早く作りたければ、透明な水槽が良い様です。
- 水の深さは40cmぐらいにして、青水の濃さを計る「目安」を沈めましょう。※「目安」とは、白い皿や白い下敷きなど
- 日当たりの良い場所に、約1か月も置けば、青水は出来上がる様です。※「目安」が、ぼんやりと見える程度が良い状態
- 「目安」が見えなくなったら、水を足しましょう。※雨水は、絶対に入らない!水のpH値が変化してしまう
この方法だと、ほとんど失敗することなく、らんちゅうに適した青水が出来上がる様です。
らんちゅうに適した青水を作る上での注意点
- エアレーションの使用は、自由です。なくてはならないものではない様です。
- 水草は、必要ありません。別の生物がくっ付いている場合があるそうです。
- アオコの大量発生を期待するなら、水草などは入れない方が良いそうです。
- 魚類は水が汚れるので、入れない方が良さそうです。
- 砂利は、まだ入れない方が良い様です。
- 青水を早く作りたいからといって、イースト菌を入れる飼い主がいる様ですが、溶けると臭うそうなので、入れない方が良いです。
- 液体肥料はなくても青水は作れます。
- 青水を作る途中での「かき混ぜ」は、太陽が当たる水面と当たらない水底との差をなくす意味では有効そうですが、必ず必要という作業ではない様です。
- 夏場と冬場では、太陽が当たる時間が違ってきます。冬場の方が、夏場よりも気を使うかも知れません。
我が家の青水の中のらんちゅう#金魚 #らんちゅう #飼育 pic.twitter.com/lM6HizA0Jf
— つばさ (@tsubasa6491) 2015年11月7日
まとめ
らんちゅうを飼育する水には、藍藻類、緑藻類、珪藻類などの植物プランクトンが繁殖して緑や茶色になった水のことを「青水」と呼び、その青水の濃さは、季節によってかわるということです。
また、青水の作り方は至って簡単な様で、水槽にゴミや虫などが入らない様にして、太陽に当て続けると1か月ほどで出来るということでした。
また、青水を作る時の注意点は、結局のところ、何もしないことが1番良い様に思えました。