らんちゅうに与える餌には色々な種類があり、飼い主が独自の餌を与えながら理想の個体に育て上げていくといいます。
ですから、「飼い主の数だけ飼育の仕方がある」といっても良いほどです。
個体に与える餌の中には「赤虫」というのがあり、赤虫を与えることで個体の姿が変化するのだそうです。
では、赤虫効果について、調べてみました。
赤虫について
赤虫の生態
- 赤虫は、オオユスリカや赤虫ユスリカの幼虫で、「赤ボウフラ」と呼ばれている(蚊ではない)
- 全長20mmほどに成長する
- 流れの穏やかな池や沼などの水底に生息
- 水槽で飼育している小魚類(金魚や熱帯魚など)や釣り餌として重宝されている
赤虫の栄養
- 赤虫の持つ栄養は、タンパク質が豊富で栄養価が高い
- 消化が良い
- らんちゅうへの吸収に対しては効率が良い
- らんちゅうが喜んで食べる
- らんちゅうの成長期によく使われる
※冷凍の赤虫を餌に使う場合は、傷みが早いので水が汚れる原因となるそうです。
赤虫の効果
- らんちゅうの成長を進める効果が見込める
- らんちゅうの頭(肉瘤)を大きく育てる効果が見込める
- 赤虫の与え過ぎは、らんちゅうの動きを押さえる作用がある
らんちゅうへの赤虫の与え方
ほとんどが冷凍の赤虫を餌として使う様です。
- 赤虫の消費期限を気にしながら、個体の食べ方に注意して量を調整する
冷凍の赤虫は、解凍すると途端に品質が落ちていくので、全部食べない時は処分しましょう。
- 冷凍のまま与えることが出来る
らんちゅうが5~6匹なら、ひとかたまり(冷凍1個分)をそのまま与えても食べ切ります。
- 解凍してから与える方が良い
冷たすぎて個体の消化不良が心配な場合です。
- 飼育の水が入った紙コップなどに冷凍の赤虫を入れ、スポイトで解凍する様にかき回し、溶けたらそのままスポイトで個体に与える
冷凍の赤虫をそのまま与えるのは、やはり良くないので解凍しましょう。
茶こしセットを使った与え方
- 茶こしセットを用意する
- 下(受け)カップに水を入れる
- 冷凍のままの赤虫を入れて解凍する
- 解凍が進むと、赤虫から赤い液(旨味成分)が出る
- 一度目はすすぎと考えて捨てる(白くなった赤虫も捨てる)
- 水槽に入れた時に、浮くものと浮かないものがあるので、水槽全体に行き渡る
- 余ることを考えて、少量ずつ与える
らんちゅうアカムシ食らう! おおきくなったなぁ♪ pic.twitter.com/KTQ8Y2DutO
— うぱ (@yyssaann) 2015年5月3日
まとめ
赤虫には大変栄養があり、特に肉瘤の成長を速めるにはメインの餌ということです。
最近の餌の傾向は、冷凍赤虫ということですが、種類が増えた分、「赤虫率」の割合がバラバラということです。
残念なことですが、利益に走り赤虫率が低い商品もあるらしく、飼い主(消費者)は、賢い購入が望まれる様です。