夏の風物詩である金魚すくいで、たまに水槽をゆうゆうと泳いでいる頭がふくらんだ金魚、らんちゅうはご存知でしょうか。
可愛らしい姿と、ゆったりと泳ぐ泳ぎ方から、愛好家にずっと愛され続けている魚です。
そんならんちゅうと一緒に水槽に入れ、泳がせても大丈夫な金魚の種類をまとめてみたいと思います。
混泳できる種類はどんな金魚なのか
まず、金魚というのは雑食なので、泳いでいる中でも口に入るものはすべて食べてしまう性質を持っています。
水中に漂っているものはすべて興味を示し、なんでも食べてしまいます。
もちろんそれは、自分たちが出した糞だとしても、食べてしまいます。
なので、自分よりも小さいサイズならば、同じ種類の金魚だとしても、食べてしまうことがあります。
さらに、金魚にはそれぞれに泳ぎ方に違いがあるので、泳ぎ方が違う金魚を一緒に入れることも問題になります。
泳ぎが下手な金魚や、少し鈍い金魚を追い掛け回し、ストレスを与え続けてしまうからです。
それに、泳ぎの上手い金魚だけが餌を食べ、下手な金魚は餌を食べられずに終わるなど、どちらかに栄養が偏ってしまうこともあります。
そうなれば、身体の成長しない金魚は食べられてしまう可能性があります。
らんちゅうと混泳できる金魚は
では、らんちゅうと泳げる金魚は何がいるでしょうか。
らんちゅう以外の金魚には、金魚すくいでよく見る「和金型金魚」、身体が丸い琉金などの「丸型金魚」、ひれなどに特徴がある蝶尾や出目金などの種類があります。
しかし、この種類の金魚は、実はどれもらんちゅうとは相性が悪いです。
らんちゅうは、背びれがないことから推測できるように、泳ぎがとても苦手な方に入ります。
見ていて、目に見えて遅い金魚です。
さらに、水の質にもかなりの注意を置かねばならない金魚です。
そうなると、上記のタイプの金魚では、混泳させるのは向いていないことになります。
では、逆に向いている金魚はというと、種類が同じようなタイプの、江戸錦や桜錦です。
それ以外はおすすめできません。
産卵時の縄張り争いもあるので、混泳はしない方が得策です。
まとめ
いろんな種類の金魚を一緒に飼いたいと思うのですが、ストレスを感じさせないようにしないといけませんし、水の管理にも気を配らないといけないので、らんちゅうは他と混泳させない方がよさそうです。
特徴的で、あまり見ない存在からこそ、可愛がってあげたい思うことでしょう。
どんな環境が適しているのか、それを研究しないといけないと思います。